アナログゲーム療育にご興味を持っていただきありがとうございます。
アナログゲーム療育を実践されたい方のために研修会のご依頼を承っております。
開催ご希望の方は、まずはtmwires@gmail.comまでお気軽にご連絡ください。詳細や費用についてご相談させていただきます。
現在、下記のようなテーマで講習会を開催しております。要する時間は、いずれも2~3時間程度です。
講習会①「療育で使えるアナログゲーム」
対象:
- 療育課題がマンネリ化して困っている療育者の方
- 発達障害のある子との関わり方がわからない保護者の方
- 子どもに安全かつ楽しい居場所を提供したい子育て支援者の方 e.t.c.
アナログゲームは療育を受けるお子さんと、療育者の双方にとって大変有益なツールです。多種多様なゲームを用いることで、長期間の訓練や大掛かり設備を用意せずとも、幅広い発達段階のお子さんに、低コストで安全かつ楽しい療育を提供できます。
この講習会では、すぐに療育に使えるゲームを一度に5~6種類、講義とゲーム体験の双方を交えてご紹介します。
「幼児向けのゲームを中心に紹介してほしい」「引きこもりの子がコミュニケーションできるゲームを紹介してほしい」など、ご要望にあわせて内容を調整することも可能です。
講習会②「就職に求められるコミュニケーション能力とは」
対象:
- 発達障害のある人の進路指導や就職支援をされている方
- 就職を控えたお子さんがいる保護者の方
- 就職や就労継続に困難を抱える障害当事者の方 e.t.c.
発達障害のあるお子さんの療育から、成人期の就労支援まで関わった私の経験をもとに、将来の自立に向けた療育・就労支援の「見通し」をつけていただく講習会です。
発達障害者就職の現状をお伝えするとともに、就職に必要となる「コミュニケーション能力」「障害への自己理解」をどう身に付けるかを解説します。
また、青年期以降の課題として、過去の失敗体験からくる自信の欠如や、人との関わりへの不安感といった心理面へのケアが欠かせません。このような心理的ケアに役立つアナログゲームもご紹介します。
連続講習会 「アナログゲームを用いた認知発達療育」
対象:
- 普段療育でアナログゲームを使っているが、理論的な説明が難しいと感じている方
- 療育者として、自分の軸が定まっていないと感じている方
- お子さんの将来の自立に向けた療育をしたい方
発展的な内容を盛り込んだ全3回の集中講義です。アナログゲーム療育の最も革新的な点は、お子さんの「認知」や「思考」の発達に働きかけることにあります。それにより、複雑多様化する社会で振る舞うために必要な臨機応変さや柔軟なコミュニケーション能力が身につくのです。
この講座では、心理学者ジャン・ピアジェの提唱した認知発達段階論をベースに、お子さんの認知能力や思考力を伸ばすためのゲームと指導技法を、実際にゲームをプレイしていただきながら詳しく解説します。
全3回のテーマは以下のとおりです。
- 前操作期(2~6歳)の療育 主なテーマ:「シンボル機能の形成」
- 具体的操作期(7歳~12歳)の療育 主なテーマ:「論理的思考の育成」
- 形式的操作期(12歳以降)の療育 主なテーマ:「臨機応変さを身につける」
ピアジェの発達段階理論はこちらの記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
3回の講座を受けることで、各年代にあわせたアナログゲーム療育が実践可能になるだけでなく、ピアジェの認知発達段階への理解を通じて、幼児期から青年期までに至る療育の軸が確立します。
上記の理由から、3回連続の開催をオススメしますが、ご要望に応じて単発の開催も承ります。
過去の開催実績
これまでの開催実績として、
・東京都立小児総合医療センター 様
・入間市市役所 様
・NPO法人えじそんくらぶ 様 (ADHDのある子と親の支援団体)
(順不同)
他、多数の施設・団体様からお招きいただき、いずれもご好評をいただいております(2016年3月現在)。