アナログゲーム療育とは、市販されているカードゲームやボードゲームを使って、お子様同士が関わり合いながら楽しくコミュニケーション力を育てる療育技法です。
参加者の発達段階にあわせたゲーム選びや支援者の適切な介入方法について、また「ゲームに参加しない」「負けるとかんしゃくを起こす」などのトラブル対応について、講演会や研修会を通じて、誰もが実践できる形でお伝えしています。

発達段階と獲得を目指すスキル

幅広いフィールドで実践中

アナログゲーム療育は、知的障害・発達障害のある人を主な対象に、放課後等デイサービスや児童発達支援施設などの福祉施設、小中学校の特別支援学級等で幅広く実践されています。また、就労移行支援施設等でも成人の方を対象に就労訓練の一環として実施されています。
一対多の小集団指導において、特別な設備や高価な器具を使わずとも、幅広い発達段階のお子様にアプローチできることが大きな特徴です。


  • 集団の輪に参加する
  • 勝ち負けや順位を理解する

  • 見通しを立てて行動する
  • 自分とは異なる他者の視点を想像する

  • ゲームに参加しない子への対応
  • 暴言やかんしゃくなどの問題行動への対応

  • 人と関わる勇気を回復する
  • 臨機応変なコミュニケーションを練習する

アナログゲーム療育講座のご案内

アナログゲーム療育は、開発者の松本太一が講師として講座を行う形でお伝えしています。ゲームをプレイする子の発達段階や療育の目的にあわせて、4種類の研修を用意しています。
2~3時間を基本とし、講義に加え、実際に参加者同士でゲームをプレイしながら理解を深めていきます。「実際にプレイして楽しみながら学べた」「ゲームをしている子どもたちの顔が浮かんできた」「明日からすぐ実践できそう」といった感想をいただいています。

講座・イベントの対象となる方


  • 児童発達支援・放課後等デイサービス職員
  • 特別支援教育に携わる教員
  • 障害者就労支援施設職員
  • 発達障害のある子を育てる保護者
  • 保育士・幼稚園教諭
  • 学童職員・児童館職員
  • 心理相談員

その他、コミュニケーション・社会性の発達に興味のある全ての方

アナログゲーム療育についての講演会のお問い合わせ、ご依頼は下記よりお願いいたします。

YouTube「遊びと育ちチャンネル」

アナログゲーム療育アドバイザーの松本太一が、ボードゲームのお店と会社「すごろくや」さんの協力で運営しているYouTubeチャンネルです。
療育で使えるゲームの内容紹介と、お子様の成長のために大人の関わりを解説した「育ちのポイント」をお伝えしています。
その他、対談など様々な内容をお伝えしています。ぜひ一度ご覧ください。


書籍・DVD

アナログゲーム療育開発者による著書や共著のご紹介です。
アナログゲーム療育の基本をまとめたものから、実際の現場にて活用するためのポイントや解説を特集した実践的な著書などをご紹介しております。

「放課後等デイサービス研修DVD~ 安心できる居場所作りの基本 ~」

書籍「コミュニケーション力を育てるアナログゲーム療育」

DVD「アナログゲーム療育~楽しくコミュニケーション能力を身につける~」

DVD「アナログゲーム療育~楽しくコミュニケーション能力を身につける~」


講演会・研修会

アナログゲーム療育に関する講演会や研修を行った開催実績のご紹介です。
発達障害児教育を行う学校現場や放課後等デイサービス事業者、将来発達障害を持つお子様の教育やサポートを目指す学生の方、発達障害を持つお子様と日々接するご家族や教職員の皆様へ向けて、各現場の要望に寄り添ったトピックスでの講演会や、現地での研修会を行っております。

東京都立小児総合医療センター様、入間市市役所様、社団法人千葉県自閉症協会様、放課後等デイサービスオルオルハウスかすみ様、NPO法人えじそんくらぶ様(ADHDのある子と親の支援団体)、他多数(順不同)
他、多数の施設・団体様からお招きいただき、いずれもご好評をいただいております。


 

アナログゲーム療育は、小学生から高校生までの障害のあるお子様が通う、放課後等デイサービスという施設の職員であった松本太一の療育実践を通じて生まれました。